GM破産法適用の可能性大
2009年 05月 28日
クライスラーに続いてビッグ3の雄ゼネラル・モーターズも連邦破産法11条の申請を行い経営破綻する可能性が大きくなった。世界を席巻したビッグ3の内2社が破綻、一大事であるが消費者のニーズに答えるべく経営努力しなかった会社が消えていくのは至極当然のような気もする。省エネ、環境保全という時代の方向性が見えている中でも、商品の改善を行わなかったアメリカの自動車メーカー、金融情報資本主義が全盛の頃、アメリカは製造業を捨てたと思っていたが、いざ倒産という情況になった時、その社会的なインパクトの大きさにアメリカ社会全体が動転した。しかし、市場経済のメカニズムはGMでさえも破綻に追いやる方向で動いている。(CDSにより倒産した方が見入りの多い債権者もあるそうである。)金融万能の社会の危うさを再認識すると同時にリアル・セクターを大切にする社会の再構築の必要性を感じる。
by seiichiro_dokyu
| 2009-05-28 22:13